日本企業が海外進出で失敗しない方法【進出支援&コンサル企業一覧】

本日は海外進出方法にお悩みの企業担当者様に、進出に失敗しないための各種サービスをご紹介。日本企業が海外に打って出るにあたって、頼れる進出支援サービスやコンサル会社を一挙に紹介させていただきます。この記事でぜひ貴社にあった次のアクションを見つけてください。

日本企業が海外進出を焦る理由

「課題」先進国日本の行く末

昨今、日本は「課題先進国」というような言われ方をすることがあります。

これからの日本は社会の後期高齢化と少子化に伴って、世界でも類を見ないスピードで人口バランスが崩れていき、社会の構造が大きく変わっていくことが現実味を帯びてきているためです。

もしそうなれば、国内のみで今までと同様のビジネスをしていくことに困難を伴うことが予想され、国内だけでなく海外にもビジネスの足場を築いていきたい、という考えが生まれます。

海外市場に活路を見出そうとする

国内マーケットの荒廃が予想される中で海外市場に打って出るのは自然な流れですが、都合よく社内に海外経験が豊富な人材がいるとは限りません。そういった人材がいない場合、誰かが海外に赴き現地でビジネスをせざるを得なくなることもあるでしょう。

ただし行くのも初めて、ましてや旅行や出張程度で何度か訪れた程度の異国の地で、ビジネスがうまくいくとは限りません。失敗する確率の方が高いとも言えます。

考えるより先に思い切って海外に赴任させてしまうこともできるかもしれませんが、そもそもどこに進出するかの計画時点で、見当がつかずに考えこんでしまう方々もいらっしゃるかもしれません。

だから日本企業は海外進出で失敗する

大企業であっても中小企業であっても、海外進出には失敗がつきものです。

中でもありがちなのは現地の責任者にものごとの決定権がなく、何でも本社の許可を得なければいけないというパターンです。

結局のところ本社の人間は気にかけるのは最初だけで、大概その後は日本国内の業務に気を取られ海外法人のことなど考えられなくなってしまうことも多いです。

放置された現地の責任者は遅々として進まない案件に苛立ち、取引先も「これではダメだ」と離れていきます。細かい現地のリサーチ云々の話以前に海外進出ができる体制が整っているかどうかについて確認をしておいた方がよいでしょう。

海外進出で失敗しないため社外に協力を得る

海外進出をしたい、ではどうしたらよいか

海外進出にあたり、支社の登記を始めとしてビジネス実務では言語の問題から現地での採用や法規制まで多岐にわたり、あらゆる面でリサーチや準備が必要となります。

ただし必ずしも現地の情報については正しく・最新の情報が手に入るとも限らず、手痛い失敗した際には、次に予定する国への進出計画が滞ることは想像に難くありません。

特に初の海外進出では、失敗は避けなければなりません。特定の国への進出をする、というスタンスよりかは海外進出そのものの正しい方法を学ぶために、海外進出支援の企業やコンサルタントなど社外の力を借りることも一考に値すると言えます。

海外進出支援コンサルタントの利用に際して

海外進出のコンサルタントといってもどこでもよいわけではありません。

中には実は大した実績や経験のなく、ただ単に顧客の企業に関連するであろう企業各社と引き合わせる程度しかできないような業者もいます。

しかもそのように引き合わされる企業は現地でビジネスをしていれば自然と接触できるような企業であり、わざわざコンサルタントとして利用するほどでなかったりもします。

利用にあたっては自社の要望を叶えられるコンサルタントを正しく選定すべきなのは言うまでもありません。

海外進出コンサルにはどんなタイプがあるか

海外進出コンサルと一口に言ってもさまざまなタイプがあるため、どのような支援を行ってくれるコンサルがあるのか、その種類を把握しておくことが大切です。

まず挙げられるのが、「コンサルティングファーム」と呼ばれる海外進出コンサルです。コンサルティングファームは主に外資系のコンサルティング企業を指し、海外進出に関するサポートをワンストップで行ってくれる点に特徴があります。海外進出に関する手続きや作業など、分からないことだらけという場合はおすすめです。

「ファンド」は、主に中小企業の海外進出の支援を行う海外進出コンサルです。ファンドの定める基準を満たすことで、経営支援や資金供給などの支援を受けることができます。

現地の金融事情や資金調達、法規制に関するサポートを行ってくれるのが「金融機関」です。さまざまな国に拠点を持っているため流通や保険などについても詳しく、現地の情報を集めたい場合には頼りになります。

次の項では海外進出支援やコンサルティングを行う企業を一覧にて紹介させていただきます。

進出支援&コンサル企業一覧

日本貿易振興機構(JETRO)

言わずと知れたJETROです。経験豊かなアドバイザーが、面談による個別相談や全国各地での相談会も行っています。JETROでは他にも、初心者向けの多数のセミナーや実際に海外へ赴いての視察、現地の事情に詳しいコーディネーターを使ったコンサルサービス、初めての海外進出に嬉しい短期貸しオフィスサービスなどさまざまなサービスを展開しています。

URL:https://www.jetro.go.jp/services/fdi_guide/beginner.html

東京商工会議所

東京商工会議所でも海外展開ビジネスに関する相談ができます。海外駐在経験豊富なコンサルタント(中小企業診断士)が対応します。東京商工会議所は特に、海外進出に時間を割くのが難しい中小企業のサポートを得意としており、気軽に利用しやすい相談窓口を設けています。

URL:http://www.tokyo-cci.or.jp/soudan/globalsupport/

PwC Japan

世界4大会計事務所・総合コンサルティングファーム(Big 4)の一角を占めるプライスウォーターハウスクーパース(PwC)も海外事業の展開支援を行っています。PwCでは海外への事業展開を5つのフェーズに分類し、参入の意思決定前の調査から操業開始後のオペレーションや最適化までを包括的に支援してくれます。

URL:https://www.pwc.com/jp/ja/issues/globalization/solutions.html

パーソルキャリア株式会社

パーソルキャリアは、i-commonのサービスで海外進出の成功実績ある人材を顧問としてご紹介いただけます。業界トップクラスの顧問登録数を誇っていることから、企業ごとの課題に合わせたスペシャリストを顧問として契約することが可能で、アドバイスだけではない実働的な支援を受けられます。

URL:https://i-common.jp/corporation

トランスコスモス株式会社

トランスコスモスはEC系などを中心として豊富な海外ビジネス支援の実績があります。同社が展開するコンタクトセンター事業により収集した顧客情報やマーケティングデータは膨大で、単なる進出の支援だけではなく企業の成長に欠かせないCRMソリューションも期待できます。

URL:https://www.trans-cosmos.co.jp/global/

GIS株式会社

GISは官公庁・上場企業の海外プロジェクトまで、ワンストップでコンサルティングサービスを提供しています。海外進出の際の支援だけでなく、ターゲットとなる国の市場をよく知るために、熟練のスタッフによるスクリーニングサービスを受けることも可能です。

URL:http://www.gis.gs/

ファースト&タンデムスプリント法律事務所

ファースト&タンデムスプリント法律事務所では、弁護士が一貫して法的視点を加味した交渉と調整を行うことで、プロジェクトを安全かつ強力に推進できることを特徴としています。また、このようなリスクヘッジだけではなく、ビジネスの加速を目的とした「アクセラレーター法務」事業を取り扱っている点も特徴です。

URL:https://pm-lawyer.com/

株式会社クロスインデックス

クロスインデックスには141ヶ国にネットワークがあり、幅広く海外進出のコンサルティングを行っています。多言語対応にも強く、1つの国や地域に対して複数言語でのリサーチを行うことも可能です。柔軟な対応力も魅力で、本格的な海外進出支援からA4用紙1枚分程度の翻訳の依頼もできます。

URL:http://www.crossindex.jp/

一般社団法人 日本国際協力システム(JICS)

一般社団法人JICSは、国際協力事業で延べ150カ国向けの調達実績を誇り、年間300件以上のプロジェクトに携わってきた実績があります。ODAにおいて重要な役割を担ってきたことから、そのネットワークを活かした海外進出支援サービスを期待することができます。JICSは特に国際貢献につながりやすい技術や製品、ノウハウの海外進出支援が得意で、JICS自身が協働パートナーとなって運営のサポートを受けることも可能です。

URL:http://www.jics.or.jp/jigyou/j-partner/index.html

海外進出コンサル選びで失敗しないための「質問」

上記にてご紹介した海外進出コンサルの中から、あるいはその他の海外進出コンサルも含めてパートナーを選ぶ際、失敗しないためには契約前にさまざまな質問をぶつけてみることが大切です。

例えば、得意分野と苦手分野を質問します。あわせてサポート可能な内容とサポートができない内容、成功事例と失敗事例を教えてくれるよう質問し、自社の弱点についてもしっかり伝えてくれるなら、信頼のおけるコンサルだと言えます。また、具体的に教えてもらうことで、自社の求めるサポートを行ってくれるかどうかの判断がしやすくなります。

海外バイヤーとの商談実績、海外企業訪問の件数、新規開拓の実績やその方法、最小・最大予算での実績なども、効果的な質問内容です。

さらに、複数の海外進出コンサルに同じ内容の質問を投げかけることで、そのコンサルの力量や得意分野・苦手分野、自社との相性が良いかどうかが分かりやすくなります。

進出だけでなく「撤退」も請負うコンサル企業

ご覧になっていただいたとおり、海外進出支援やコンサルティング会社といっても日本貿易振興機構(JETRO)から東京商工会議所、コンサルティング会社や人材紹介の企業など多岐にわたっています。

なお海外進出の進出支援を行う企業だけではなく、実は海外からの「撤退」についても首尾よく進められるように支援する企業もあったりします。

結果として海外進出がうまく行かなかった場合の支援もあるのですが、願わくばこのような企業に支援を依頼しないように進めていきたいものです。

ライター紹介
Bridgers編集部
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Bridgers 編集部です。 日本企業が外国人を採用するためのナレッジや、海外ビジネス情報について記事形式でお伝えしていきます。